旬のそうべつ

北海道鉄道壮瞥町の歴史プラットホームを訪ねて

みなさんこんにちわ!

スタッフの伊藤です!

秋も深まり何となく物思いにふけりながら
ゆっくりと歴史を感じるお出かけはいかがですか!?
ということで、ちょっと珍しい場所へ訪れたので
ご紹介いたします。

今回は、特に鉄道ファンの方必見ですよ!!

国鉄胆振線の歴史

国鉄胆振線(元胆振縦貫鉄道)が出来るきっかけと
なったのは、今から約89年前の昭和3年のこと。

現在の伊達市の有志によって、伊達市から久保内
(くぼない)までの”伊達鉄道”が計画され、
やがて私鉄の敷設に目的を変え運動を起こしたことが
発端となったそうです。

やがて資本金350万円を元手に胆振縦貫鉄道株式会社を
創設されたとか。

早瀬吉松さんという方が初代の社長に選任され、後に
昭和12年(1937年)4月伊達より起工し、昭和15年12月
15日ここ壮瞥町を縦断し、大滝村までの約35㎞の線路が
開通しました。

翌16年9月20日には喜茂別町に至る約24.2㎞も開通し、
胆振線の全線が開通したということです。

かつての繁栄の痕跡を辿る

胆振線が廃止された現在、ここ壮瞥町には旧胆振線の
名残を見られる場所が今でも存在しています。

その内の1つが今回足を運んだ”蟠渓地区”。

蟠渓バス停

 

温泉地でも有名な蟠渓地区ではありますが、
かつてはそこに住む人々の足となっていた胆振線が
廃止された現在、唯一の足となっているのが道南バス。

この地区にも間違いなく駅があったという面影を
残しているこのバスの停留場名『蟠渓駅前』。

そしてこの停留場の向かい側にひっそりと存在して
いるのが蟠渓駅のプラットホームです。

プラットホーム入り口

 

ここはもう整備されることもなく、この階段の向こうには
時間が止まった静かなプラットホームが。
ここに立って居るだけで、その昔ここは沢山の人々が
行き来していた時の楽しい声や光景を想像してしまいます。

そして、線路が走っていたこの場所に今立っていることが
とても不思議な感覚になります。

 

プラットホーム

 

プラットホームの石垣を見ても廃線になってからの
歳月の長さを感じられます。

石垣

 

残された宝たち

プラットホームに沿って線路跡を歩いていると
更に今となってはお宝のような痕跡や物を発見。

距離

『23.085K』・・・
プラットホームの石垣に記されたこの数字。

これは、現在の伊達紋別駅から蟠渓駅までの
距離を記したものだそうで、誰が書いたか
そっと記された文字一つとっても当時の面影の
一つとして何故か大切に感じるのは私だけでしょうか。

そしてもう一つ。

忘れ去られた『制御盤』。
この中には信号!?を制御する制御盤が入ってるそうで
どこか重厚な佇まいではありつつも、今はもう
忘れ去られてしまい、当時は手入れもされていたかも
しれないが、もうこれもさび付いたまま。

無題

更にもう一つ。

その昔はとても鮮やかなブルーだったと想像できる
プラットホームの手摺り。

全盛期の頃は、ここは大勢の人たちで賑わい、
ここで出会いと別れを見送り、または学生さん達が
ここにもたれて立ち話に花を咲かせたり。

そんなことを想像できる大切な今は無き胆振線の
宝の一つ。

手摺り

 

北海道も新幹線が開通するなど、まだ壮瞥町にも
汽車が走っていた頃とは大きく様変わりしましたが、
こうして忘れ去られる忘れたくないものが
壮瞥町にはあるのです。

時にはこの様な場所を訪れて、それぞれに想像を
膨らませながら過ごす時間も悪くありませんよ。

■□■プラットホーム地図■□■

蟠渓地図

蟠渓地区は温泉もオススメ

新しめで大きい温泉は!?

新しくてキレイな温泉は!?

良く聞かれるご質問の一つです!

みなさんのお気持ちはよ~くわかります!
でも旅は異なもの味なものです!

壮瞥町は小さな小さな町ですが、昔から営む温泉宿が
幾つもあります。
新しくも大きくもないけど、その泉質やもてなしは
どこにも負けませんよ!

その中でもこの蟠渓地区は本当に古くからの
湯治場的な施設もあり、周りの環境もとても
趣ある地域です。

お湯の温度はやや高めですから、ぬるめのお湯がお好みの
方にはちょっと熱いかもしれませんが、源泉かけ流しで
温泉に入った感が大変感じられます。

〇泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物
硫酸塩泉(硫化水素型)/ 単純温泉

〇適応症:神経痛・関節痛・疲労回復・冷え性など

なお、各施設情報は私たちそうべつ観光協会の
公式WEBサイト「観光情報サイト」でご紹介中です。
ぜひご参照ください。

ばんけい温泉湯人家
https://sobetsu-kanko.com/onsen/yunotoya

(ばんけい温泉湯人家公式WEBサイト)
http://www.yunotoya.com/

蟠渓荘
https://sobetsu-kanko.com/onsen/bangakuso

伊藤旅館ひかり温泉
https://sobetsu-kanko.com/onsen/hikari

蟠渓ふれあいセンター
https://sobetsu-kanko.com/onsen/bankei

 

春から夏にかけて新緑が気持ち良く、川のせせらぎに
癒やされ、秋は黄金色に赤が混ざって美しい紅葉が。
冬は一面銀世界で温泉が気持ち良い蟠渓地区にぜひ
遊びに来てください。

皆様のお越しを心よりお待ちしております・・・

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