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壮瞥発見!7月3日open廃校カフェ「音楽室アマデウス」で非日常を味わおう

|非日常を味わえる新しいNew Style


壮瞥町の奥座敷とも言える壮瞥町蟠渓に7月3日新しいStyleの音楽カフェがopenした。

音楽室アマデウス」広さ20畳くらいあるだろうか。広いカフェスペースに古い味のある家具が並び音質の良いオーディオからはゆったりとしたクラシックが流れている。メニューは、店主が入れてくれるコーヒーのみ。

器はハンドメイドの焼き物で、料理は器からとは良く言ったもので、そんな拘った器で出されたコーヒーは格別に美味しい。

ここは、決して”インスタ映え”するようなスイーツが出るわけでもなく、思いっきり女子会でワイワイ騒ぐ様な場所でもなく、しっとりと音楽を楽しみたい、或いは日常から離れて静かに癒やしを感じたいなど非日常を思う存分楽しめる新しいStyleのカフェ。

実はこの音楽室アマデウスは、明治42年開校・昭和63年3月に閉校した旧壮瞥町立蟠渓小中学校だった廃校の建物をそのままカフェとしてopen。内観は店舗として店主が工夫を凝らしたアンティーク風になってはいるものの、ほぼ当時の面影をそのまま残したものとなっている。

アマデウスがopenするまでは、「自然体験館どんぐり」という名前で宿泊型体験学習施設として活用されていて、この度店主の宿谷(しゅくや)さんがこの度建物全ての管理をするということで、ここで音楽カフェをopenさせたとか。

 

【Entrance】

玄関を入るといきなりこのお洒落なEntrance。その昔はここを子供たちが走ったり、遊んだりした廊下。その頃の面影を残したまま現代風にちょっとアレンジ。粋な空間です。右側の教室だった扉も良い味を醸し出しています。

 

【Book Space】

 

音楽室アマデウスは、メインのカフェスペース以外にもゆっくり読書を堪能できるBookSpaceも。カフェから聞こえてくる音楽をBGMにここで読書ができるというとことん非日常的カフェ。懐かしいフレームの窓から見えるこの景色も癒やしの一環になるのではないでしょうか。

そしてこのBookSpaceの奥は小さな体育館。

 

【gymnasium~体育館~】

 

まだこの学校が現役だったその昔も、蟠渓地区には子どもが少なかったのか、校舎全体も小さければこの体育館も小さい。でも至る所に当時の懐かしい面影があり、今なかなか見る機会がないこの梁や格子窓。壊れてはいたけれどまだそのままにされているバスケットゴール。カフェと体育館とは結びつかないですが、それが味わえるのもアマデウスの面白いところ。

 

【Café Space】

 

そしてちらがCaféSpace。家具の全ては、こちらにあった物を再利用しているということでしたが、逆に新しいものよりとても雰囲気が良く、この空間にいるだけでも値のある場所だと感じました。ここには中世からロマン派音楽まで何枚ものCDやLPが揃っていて、これまた良いオーディオから流れる音楽を聴きながらコーヒーを楽しむという贅沢な時間を過ごせました。

ちなみにこのコーヒーカップとソーサーは、手作りの焼き物というから細やかなところまで拘っていることに感動です。

こちらのカフェスペースのオススメは、絶対窓際のカウンター席。こちらのテーブルは、その昔生徒が実際に使っていた机だそうで、よく見ると当時のちょっとしたキズや落書き?が良い味を醸し出していました。それだけではなく、年代物のテーブルの目の前は自然いっぱいの景色が広がっています。

 

でもよく見るとここから見える景色は、当時のグラウンドだったのではないかと思いますが、とにかくこの席は誰にも譲りたくない特等席です。

この他にも感動できる場所がいたるところにあり、もしかすると写真好きな方には特にオススメかもしれないです。

 

窓から見える景色、木造建築で内観も外観も全て白いウッドどこをとっても非常に珍しい雰囲気で一瞬学校ということを忘れてしまうほど非日常的な空間が広がっていました。

とにかくここへ一度行ってみなきゃわからない感動が盛り沢山です。

 

|音楽が繋いだご縁


 

実は「音楽室アマデウス」のご主人は、千葉県松戸市からこちら壮瞥町へ移住して来られた方で、松戸には奥様が居て夏季は壮瞥町に住んで、冬季は千葉へお帰りになるというなんとも面白い生活形態をお持ちの方で、しかもこの廃校になった建物を自分が管理含め預かると決めてから実際にこの学校の一室に住んでいるカフェのマスター兼管理人さん。

革細工がご趣味の気さくでとてもインテリジェンスなご主人。

そもそもなぜアマデウスが誕生したかというと、このアマデウスの近くには「ばんけい温泉湯人家~ゆのとや~」という温泉宿があるのですが、そちらから大量のCDやLPをいただいたことがきっかけ。

この大量の音楽たちをみなさんにゆっくりお聴かせする空間を提供したいという思いから、このアマデウスが誕生したとのこと。

ここは2020年7月3日にopenしたばかりなのですが、既にここを知った様々な方が訪れているようで、じっくり読書を楽しむ方、音楽を聞き込みたい方などなど、それぞれがこの場所で長い方だと2時間も思い思いに過ごして行くそうです。

ちなみにこちら「音楽室アマデウス」では、お客様のお好みの音楽のリクエストにもお応えしてくれるそうです。

音楽室アマデウスは、openしてからまだ日が浅いのですが、ご主人と様々なお話の中で、この先まだまだ何かしらの変化を遂げていきそうな予感がしました。これからが本当に楽しみな音楽カフェでした。

 

|音楽室アマデウス詳細


これから楽しみな「音楽室アマデウス」さん。詳しい情報は次の通りです。

店名:音楽室アマデウス
開室日:毎週金・土・日
開室時間:11時から17時まで
※これ以外でご希望の方は、お電話にてお問合せください。
連絡先:090-9241-0566(宿谷(しゅくや)様)
住所:〒052-0113有珠郡壮瞥町字蟠渓
料金:蟠渓名水コーヒー付き500円

◆MAP

 

|心のリラックスの後は身体のリラックス


音楽室アマデウスで思いっきり非日常を味わった後は、すぐ近くにある温泉宿「ばんけい温泉湯人家~ゆのとや~」の日帰り入浴で身体もリラックスして行くのはいかがでしょうか。

源泉かけ流しばんけい温泉湯人家さんには、長野県南木曽町から取り寄せた「木曽ヒノキ」風呂の他に露天風呂もあり、緑に囲まれ近くを流れる長流川(おさるがわ)のせせらぎを聴きながらのんびりとお湯を楽しむことができる。

施設内には、お食事処や休憩室もあり1日楽しむことができます。貸室もあるので完全プライベートを楽しみたい方は、そちらもお部屋を借りてゆっくりするのもオススメです。

ばんけい温泉湯人家詳細

日帰り入浴時間:11時から21時まで
料金:大人500円 / 小人350円
その他:シャンプー・ボディーソープ・石けんあり
貸室:11時から21時まで
利用時間:1室2時間
貸室料金:2.000円(※30分延長毎に500円プラス)
住所:〒052-0113 有珠郡壮瞥町字蟠渓8-10
電話:0142-65-225
公式HP:http://www.yunotoya.com/

 

 

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