旬のそうべつ

壮瞥町はさくらんぼ狩りが最盛期を迎えています

 

 

 

旬のくだものを旬に食べられる喜び。そして自分の手でもぎ取った新鮮そのもののくだものが味わえる醍醐味。それが”くだもの狩り”である。それを実現できるのが壮瞥町である。

 

| さくらんぼ狩り始まる

さくらんぼ狩りが始まると”初夏”を感じる壮瞥町。果物で季節の到来を感じることができるのは、くだものの産地だからこそ。

今、道の駅そうべつ情報館iから約1㌔までのエリアに様々な果樹園が点在する『そうべつくだもの村』では、さくらんぼ狩りが始まった。

今は、果汁が多く程よい甘さが特徴でちょっと小ぶりな『紅さやか』、大粒で色鮮やかな『紅秀峰~べにしゅうほう~』や見た目はちょっと黒っぽい赤色でみずみずしいのが特徴の『ジャボレー』といった早生(わせ)品種が楽しめる。

そして早くもさくらんぼの代表格でもある佐藤錦も楽しめる。

これから日を追う毎に様々な品種を楽しむことができる。

くだもの村加盟の果樹園のさくらんぼ狩りは、大人が1,080円とやや割高かもしれないが、時間の制限はなく、どの品種も食べ放題なので、決して損ではないはず。

| 自然の姿を観察しよう

シーズンになると私たちのところへの問い合わせが数多く寄せられる。その中でも時々このような声をいただくことがある。

”高い”や”値段分はとても食べられない”と。

でもちょっとだけ考えて欲しいのです。普段私たちが目にする果物といえば、スーパーに並んでいるものだけだということを。大人でさえどんな風にくだものは育つか、どんな風に採れるかわかっていても実際目の当たりにすることは、産地の人間以外そうあることではない。ましてや近頃の子供たちは尚更、くだものの生育など知る余地などはるはずもないことでしょう。

今やスーパーに行けば、季節問わずいつでもどんな果物も売っている。それが故に、その果物の本当の収穫時期がわからない人が非常に多いことに驚く。

くだもの狩りは、その季節のくだものをお腹いっぱい食べること以外に、実際にありのままの姿のくだものを見て、自分の手で収穫することこそが醍醐味であり、その為の料金だと言っても過言ではない。

特に小さい子供たちにとっては、本当に滅多にない体験であり、滅多に見られないものを見ることのできる絶好の機会ではないだろうか。

 

| 美味しいさくらんぼの選び方

ところで、みなさんはくだものを選ぶ時、どのようなものが新鮮か或いは美味しいかご存じだろうか。スイカやリンゴなどは何となくご存じの人も多いかも知れない。

ここで、ちょっとした豆知識として、美味しいさくらんぼの選び方をご紹介。

サクランボは、収穫してから一定期間置くことで、甘さや柔らかさを出す果物ではないので、購入時にきちんと熟しているものを選ぶようすると良いそうです。また、熟したものの他に、しっかりと鮮やかな色が付き、表面が艶やかなものを選ぶ。そして、枝(軸)部分にハリがあり、緑色が鮮やかなことが新鮮さを見分けるポイントとされているそうです。果実が茶色っぽく変色しているもの・軸が枯れたような茶色くなったものや、萎れているものはなるべく避けた方が良いかもしれません。

保存する場合は、新聞紙などに包み冷暗所もしくは冷蔵庫の野菜室に入れます。ただし、さくらんぼは収穫後が味がどんどん落ちていくので、できれば購入後、遅くとも2~3日中には食べきるようにするのがベスト。またあまり冷蔵庫の温度が低すぎると味が落ちるので要注意。

 

Ö 夏にピッタリレシピ

ここで、夏にぴったりなさくらんぼのデザートレシピを見つけたのでご紹介。

 

① サクランボの軸と種を外す。

② ゼラチンに水を混ぜ、ふやかす。

③ 白ワインと水を合わせて鍋に入れ、中火にかけ、砂糖を入れて溶かす。

④ 砂糖が溶けたら火からおろし、ゼラチンを入れる。余熱でゼラチンが溶けるまでゆっくり混ぜる。

⑤ ゼラチンが溶けたら別の容器に移し、熱をとる。(水の入ったボールなどで熱をとる)

⑥ タッパーに⑤を入れ、その中にさくらんぼも入れてフタをする。

⑦ 冷蔵庫で固まるまで冷やす。

⑧ 固まったら冷蔵庫から出し、ゼリーを軽くクラッシュしてカップなどにさくらんぼと一緒に入れて出来上がり。

 

これから暑くなる季節には、ぴったりの冷たいデザートをぜひお試しあれ。

| さくらんぼ(桜桃)の健康効果

 

サクランボは全体の約80~83%を水分・約15%が糖質で、青果類の中では水分量が少なく糖質量が多いくだもの。

さくらんぼは、スイカなどのように一度に大量に食べる果物ではないので、たとえ糖質量が多いとしても、さほど気にする量ではないそうです。葉酸・鉄分・ビタミンCなどが比較的多い果物とだそうです。

鉄分やビタミンCなどは有名な栄養素なので、誰でもご存じだと思いますが、葉酸はちょっと聞き慣れない言葉。調べてみたところ、水溶性ビタミンでビタミンB群に属するそうで、植物の葉に多く含まれ、黄色結晶で光や熱に不安定な物質だとか。ビタミンB12とともに赤血球を作るので「造血のビタミン」といわれているそうだ。

最近の研究で、葉酸は細胞の中で、動脈硬化の危険因子であるホモシステインと呼ばれるアミノ酸を、血液中のコレステロール値を下げることで知られるメチオニンと呼ばれるアミノ酸に変換する反応を助ける働きもあるとか。

ホモシステインは、新たな動脈硬化性疾患の危険因子として注目されている物質で、葉酸やビタミンB12、ビタミンB6はホモシステインの産生を抑制することがわかったそうです。これらのビタミンを摂取することによって血中ホモシステイン値の低下し、虚血性心疾患の予防につながるということで期待されている物質だそうです。

難しい言葉が並びましたが、さくらんぼは見た目の可愛らしさや美味しさだけでなく、人間には欠かせないとても重要な要素が含まれている食物だということです。

さくらんぼを食べるとき、ちょっと健康のことを気にしてみると良いかもしれません。

 

| そうべつくだもの村

そうべつくだもの村』とは果樹園の名前ではなく、町内18軒の観光果樹園の集まりで、地元では『そうべつくだもの村』と呼んで、観光にも一役かってもらっている。

 

 

 

くだもの村

 

Öそうべつくだもの村情報

住所:〒052-0101 北海道有珠郡壮瞥町字滝之町

開園期間:例年6月上旬から10月末まで
閉園期間:シーズン中は無休
時間:AM9:00~PM5:00(※入園状況により早く閉園する場合あり)

入園料:大人(中学生以上)1,100円/小学生880円/3歳以上660円
時間無制限・食べ放題(※お持ち帰りは料金別途です)

雨天の場合:りんご以外は雨天でも雨よけがついていますのでお楽しみいただけますが、
畑に行くまでに足下は汚れても良い履き物でお越しいただくことをオススメ致します。

その他:①ペットの同伴は、ご遠慮いただいております。
②果樹園によってはバリアフリーのお手洗いを完備しております。
③ご入園の際、貴重品以外のお荷物は園内へお持ち込みいただけない場合がございます。

◆◇◆ ご予約・お問合せ ◆◇◆

そうべつくだもの村事務局:電話0142-66-2333

なお、ご予約は団体様のみとなります。個人の方のご予約は受け付けておりません。

これから壮瞥町では、8月はプラム、9月はブドウ、10月はりんごとお美味しい味覚が続きます。

ぜひ産地でしか食べられないフレッシュで美味しいくだものをお楽しみに来てください。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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